| ◆ツールレイアウトとは、どういうものですか? |
| 室林 |
ミーディングの機械−たとえばマシニングセンターと言われるものには、オートマチックツールチェンジャーというものがあるのですが、この機械は20本24本とツールを収納できます。つまりどういう順番に使い、どういう加工をしていくかを集約してできる機械なのです。ツールレイアウト提案というのは、その機械を稼働させる際に必要な利便性と効率化を考えながら、どの刃物をどのように使用していくかを提案していくやり方のことです。
オーエムアイは、私たちが作りたい物をクランプする−冶具と呼ばれているんですけれど、冶具の設計をやった後で冶具にぶつからないようにといったところまで図面に入れ込んで、『こんな刃物が御社には最適です』といった提案の仕方をしているんです。手間と時間がかかるということもありますが、このような提案ができる企業はこれまでにはなかったように思います。また、ツールレイアウトから考える時は、弊社のカタログの中だけでは難しいのもあります。ツールレイアウトの選択は最初にお客さんにしていただきます。 |
◆オーエムアイの技術的な優位点は? |
| 二摩 |
弊社は、大見工業の技術的背景を持つ企業です。私見ですが、多くの企業が他社のできている切削工具の技術を模倣していく企業が多い中で、弊社は大見工業との関連の中で、技術的に改良し創造していくというモチベーションが高い企業ではないかと思います。ここをこうしたらいいのではないか、あるいはあえて逆の形にしていくなどの場合もあります。個々の設備に関しても新しい物に対してはチャレンジしていく姿勢で取り入れていますね。 |
◆プランを立てる時のアプローチの仕方は? |
| 室林 |
今までは弊社のカタログを作って、「こんなドリルをウチが作ってます」とPRをしていて、それにお客さんのニーズが合わなければ、「そうですか・・・」という世界だったのです。しかし、私たちは「今度はお客さんがこういう物を作りたい」というものに対して、どういうドリルを提案していくかという方向を見据えているため、現在はカタログにあるような標準品比率が50%、そして特殊品比率が50%になってきています。販売に対するアプローチは、ドリルの作り手が使い手のことを考えずに提案する形ではなく、お客様のお話をお聞きする中で、様々な情報を分析し、使い手側のことを想像しながら提供していく発想を持っています。 |
◆マーケティングはどのようにされていますか? |
| 室林 |
私たちのマーケティングというのは、使われる方の要望をどれだけ汲み取れるかが必須の条件だと思っています。もちろん社内的なことだけを言えば、それが効率的かどうかということがあるにせよ、基本は私たちの商品が世の中にどれだけ受け入れてもらえるか、どういうふうに使っていただけるかを知ることがマーケティングだと思っています。 |
◆納品後のサポートのご提案はどのようにされるのですか? |
| 二摩 |
サポート提案は必ずいたします。また、大手の企業ではサポート自身を社内でやられているため、その指導を主にいたします。また、回収サイクルを先に決めさせてもらうこともあります。回収方法も含めてですね。たとえば再研磨の納期が3週間かかるという状況のものであれば、3週間でどれくらいの量を用意しておかなければいけないかをお客さんは、穴をあけた成果からわかるわけですね。そこから本数を計算できますので。 |
◆業界において時代のニーズにどのように応えていきたいでしょうか。 |
| 室林 |
ひとつは先見性です。どういったところがトレンドなのか、見えていなければならないということです。もうひとつはスピードがどれだけあるか。
お客さんのニーズを取り込んでから、形を提示して、金額提示して、受注して、納めて、使ってもらって、結果がでるまで。このスピードをどれだけ縮められるか、ですね。企画されてから商品化されるまでの時間は短くなっています。車の場合ですと、機械設備ができるまでに1月も時間をかけられない時に、ウチの刃物が1月以上かかっていたら、そのラインが入らないということになってしまいますからね。オーエムアイは、すべての情報を持ち得ることができるため、今までは機械屋さんは機械屋さん、治具屋さんは治具屋さんだけといった体質を抜け出して自社ですべて一貫してコントールできるところがスピードに対する最大の強みではないかと思います。 |
◆これからの課題についてはどのようにお考えですか? |
室林
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実際のところは、他の建機、農機、電気関係などの業務もさせていただいていますので、そういったオーエムアイに合ったような加工業種により近付いていくって形がまずあると思います。しかし、営業の戦略的な観点から考えるとそう自分たちが思い描いているほど効率的な仕事ができているといえるわけではありません。それは、在庫しておいて、買いたい時に買って下さいというスタイルではないからです。当然お客さんに訪問する時間帯とかを考えると1日8時間の中で時間的な制約もあり、それは人の問題も大きく影響してくるので、不特定多数の人にアプローチするというのではなく、ひとつひとつの案件を大切にしていきながら、マーケットを見据えながら、人材から販売の仕方を合理的に考えていかなければならないということが求められているように思います。 |